前編はこちら。前編の記事を読んでからのほうが楽しめるのでぜひ!
私の誕生日当日なのに自分でケーキを探す羽目に…
お昼から洋介が私の家に遊びに来ていました。
手ぶらで現れ、どこかに出かけるでもなく、ゴロゴロと横になっている洋介。
そんな洋介に私はしびれを切らし、「誕生日ケーキは?どうする?」とたずねました。
すると「あ〜、そうだったね!あかりちゃんどこか気になるケーキ屋さん探してよ」と明るく答える洋介。
「え〜、私の誕生日なのにな」と思いつつ、なぜか自分の誕生日ケーキを自分の携帯でググる私。
車で20分ほどの場所にあるケーキ屋さんを見つけ、私の運転する車で買いに行きました。
あ、ケーキ代は割り勘です。
誕生日に謎の荷物が届く。嫌な予感。
自宅に戻りケーキを食べていると、玄関のチャイムが鳴り、宅配便で身に覚えのない荷物が届きました。
「何が届いたの〜?」とウキウキした表情で近づいてくる洋介。
まるで中身が分かっているかの表情で荷物をじっと見つめる洋介に嫌な予感がしつつ、袋を開けてみると…。
洋介オリジナルデザインのTシャツが入っていました。
どんなデザインかというと、洋介と私が映ったツーショットの写真。
それもただのツーショット写真ではなく、お互いの変顔写真です。
洋介よ、なぜその写真を選んだんだ…。
とても外では着られないようなTシャツです。
「まぁ家でパジャマにでもすればいいか」と思い、洋介にはありがとうとだけ伝えました。
すると「まだまだこれだけじゃないからね!」とうれしそうに伝えてくる洋介。
なんだかこわいよ、もうサプライズはやめて〜。
いろいろな意味でドキドキしちゃいますね。
テーブルの上に置かれた箱、そしてサプライズプレゼント
その後しばらくすると、洋介がスッと立ち上がり急に電気を消したんです。
そして洋介が「電気つけてみて!」というので電気のスイッチをつけてみると、テーブルの上にプレゼントらしきものが!
手にとって見ると、可愛らしい袋の中にコロンと入った小さな箱。
大きさ的に指輪?
どう見てもブレスレットじゃなさそう!
よかった〜!
きっと私の嫌いな石のアクセサリーじゃない!
洋介はちゃんと私の趣味を分かってくれたんだ!
安心しながら袋を開けると…。
そこにはぎゅうぎゅうに小さく丸められた、M手作りパワーストーンのブレスレットが入っていたんです…。
あれだけ「いらない、興味ない、むしろ嫌い」って何回も伝えてきたのに…。
ここまでくると洋介の自己満足じゃん。
私の趣味なんかおかまいなし?
プレゼントなんていらないから、私はただ洋介と誕生日ケーキを食べながらゆっくり過ごしたかった。
誕生日に自分でケーキ屋さんを探して、買いに行きMの自己満足なサプライズに付き合って、私は何をしているんだろうか…。
隣で落ち込む私の表情に1ミリも気づくことのない洋介は、「これはね〜2人のイニシャルで、あとこの石は、すご〜く高かったんだよ!」とうれしそうに伝えてきました。
その石の値段を聞いてはいませんが、何度も高かったと言っていたので、相当高価だったのかもしれません。
「お金ない」っていつも言うならそんなに高い石なんて買わないでよ。
石を買ってもらうよりも、誕生日ケーキを割り勘じゃなくて奢ってほしかったな。
私の心は複雑でした。
自己満足な彼氏の態度に、私は不満が爆発
プレゼントをもらったにもかかわらず、全然うれしそうにしていない私を見て徐々に不機嫌な表情になっていく洋介。
悲しみを通り越し、怒りの感情がでてきた私は、洋介に気をつかう余裕などなく、なぜ私が嫌いな物をプレゼントしたのか問い詰めました。
今思うと少し可哀想ですね…。
てっきりプレゼントをもらって私がよろこぶものと思っていたのに、意外すぎるその反応に洋介は「そんな風に言われると思わなかった!もういい!」とプレゼントを握りしめ怒って帰ってしまいました。
この一件で洋介への気持ちは急下降、冷めてしまいました。
その後しばらくして怒った洋介には、私から謝ったあとお付き合いは数ヶ月続いたのですが、結局うまくいかず長続きはしませんでしたね。
当時の自分を振り返って今思うこと
好きな人からのプレゼントなら何をもらってもうれしい、とよく言いますがこの時の私はそう思えませんでした。
自分が日頃から苦手で、むしろ嫌いとまで言っているものをなぜプレゼントするのか彼の心情が理解できなかったんです。
彼の行動を見ていると私をよろこばせたいというよりも、彼だけ楽しんでいる姿が見えて、一気に気持ちが冷めちゃいました。
私はこの一件以来、派手な演出のサプライズが苦手です。
現在は結婚して家庭を持っていますが、旦那さんと付き合っていた頃、プロポーズにサプライズはやめてねと言うほどに。
派手なサプライズをするなら事前のリサーチと周りへの配慮を忘れずに
サプライズってわりと失敗談が多いようで、これは友人の話なのですが、彼とちょっと高めのレストランで食事をしていたときのこと。
突然彼が椅子から立ち上がり、大声で「結婚してください」と指輪を差し出し、彼女の前にひざまずいたそうです。
予期せぬ彼からのプロポーズ。
彼女はよろこんでOKかと思いきや、「ちょっと考えさせて」と彼に言ったそうです。
彼はどうやらお店の人に事前にサプライズ計画を伝えていなかったようで、彼女だけではなくお店の人も周りのお客さんたちもびっくりしちゃったんですね。
友達いわく、お店を巻き込んでのプロポーズをするのなら、周りの人へ迷惑にならないよう事前にお店へ断りを入れてほしかったんですって。
サプライズするときに相手への気持ちが大きくなってつい先走ってしまうかもしれませんが、一度冷静になって周りへの配慮を心がけた方がよさそうですね。
さいごに
個人的には日常のちょっとしたサプライズなら、大歓迎です!
もらっても負担にならないお花やちょっとしたお菓子、小物など万人受けするプレゼントなどがうれしいですね。
サプライズに関しては性別や国によっても、それぞれ価値観が違うと思うので、不安だったらパートナーに直接聞いてみるのが一番ですよ。
クリスマスや誕生日など好きな人と一緒に過ごせる貴重な時間はせっかくなら笑って楽しく過ごしたいですね!
コメント