気がつくといつも相手に合わせたり、尽くす恋愛ばかりで恋愛に疲れてしまった。
他人と自分を比べてしまい、落ち込んでしまう。そんな自分が好きになれない。
このような経験はありませんか。
今回の話は、辛い恋愛で傷ついて心が疲れてしまったときに読んでほしい内容です。
この記事を書いている私も、過去の恋愛を振り返ると傷ついてばかりでした。
今思うと私が恋愛で傷ついた経験は、「自分を一番大切にできていなかった」ことが原因だと思っています。
「自分を一番大切にする」一見当たり前なことのように感じますが、あらためて考えるとどういうことなのか気になるのではないでしょうか。
自分自身を一番に大切にするとはどういうことなのか、私の体験談を踏まえて話しますね。
昔の私は自分にないものを求めて他人に依存していた
昔の私は男女問わず魅力的な人がいると好きになりやすく、すぐに誰とでも打ち解ける人懐っこい性格でした。
この性格は昔も今も、あまり変わっていないかもしれません。
人の魅力に気付くのは長所だと感じていますが、過去の私は好きな人と一緒にいることで自分に足りないものが満たされていく感覚だったんです。
今思うと自分にないものを持っている友達や、恋人に依存していましたね。
人と自分を比べてしまい、自分の欠点ばかりに目を向けて落ち込んでいたような気がします。
他人の魅力には気付くのに、自分の長所を見つけたり自分を愛するのは苦手でしたね。
恋愛は恋人に愛されれば愛されるほど、自分に価値があると勘違いしていた
恋愛においては相手に好きになってもらうことで、自分には価値があると勘違いしていました。
自分の本音や気持ちに向き合おうとせずに、恋人の趣味や予定に合わせることが多く受け身の恋愛ばかりでしたね。
恋人優先の恋愛は相手のよろこぶ顔がうれしかったり、楽しいことも多かったのですが、付き合いが長くなればなるほど疲れてしまい結局うまくいかないことの方が多かったです。
自分自身と向き合うことすらできていない私が、恋人と本音で向き合えるはずなんてないですよね。
今思うと反省することばかりです。
20代の一番苦しかった恋愛は恋人からのDV
20代で一番苦しかった恋愛は、当時付き合っていた彼氏からのDVでした。
肉体的な暴力だけではなく、私という人間を否定する言葉を何度もぶつけられたんです。
元々自尊心が低い私は、彼からの心無い言葉に「自分はどうしようもない人間なんだ」とそのまま受け止めていました。
これはDVあるあるですが、暴力を振るう人って、傷つけたあとに優しくなるんですよね。暴力を受けて私の心や体は傷ついているのに、考えるのは彼のよいところばかり。
当時の私に別れるという選択肢はなく、洗脳状態に陥っていたのかもしれません。
毎日彼が変わってくれることばかり考えていました。
私の思いとは裏腹に、一度暴力を振るった人がそんな簡単に変わるわけもなく、彼のDVはエスカレートしていきました。
その後私が彼と別れを決意した出来事は、全身に大きなアザができるまで暴力を受けたときです。
体中に走る鈍い痛みとともに「これはもうダメだ、彼のことが好きでも別れなくちゃいけない!」と本気で思いましたね。
しかしこの状況でも私は「別れたいと言ったら彼はどう思うだろうか。彼なしで自分はこの先、生きていけるだろうか」と考える始末。 今思うと完全に、負のスパイラルに陥っていましたね。
「自分を一番大切にできるのは自分だけ」それに気づいたきっかけは親友の一言
思考が停止し、もはや自分で何も考えきれなくなった私は、親友に電話で現状を話し相談しました。
これまでの経緯を聞いた親友が、私にかけてくれた一言が私の人生を変えるきっかけになった言葉です。
度重なるDVで憔悴しきった私に、親友はこう言いました。
「あかり、よく聞いてね。自分を一番大切にできるのは自分だけだよ。」
この言葉を聞いた瞬間、何も考えきれず真っ白だった私の頭が、クリアになっていくのを感じました。すべてが腑に落ちた瞬間でしたね。
親友からのこの一言で、誰よりも自分自身を1番大切にしようと思えました。
まずは体のケアのために病院に行き、その後は心のケアとして市のDV相談センターなどを利用して、無事DV彼氏と別れることができました。
自分を一番大切にしてこそ、他人を大切にできる
今までの私は誰かを愛し、愛されることだけが自分を大切にできる方法だと思っていました。
もちろん人を愛し、愛されることは人生において必要なことだと思います。
家族や友人、恋人など誰かに認められたり、愛されるのってうれしいものですよね。
しかし誰かに愛されることを一番に考えるよりも、もっとも重要なのは「自分を一番大切にして、自分を一番に愛すること」です。
いくら長い時間生活を共にする血の繋がった家族であっても、家族の求めていることや気持ちを、100%理解することってむずかしくないですか。
自分の本当の気持ちを理解できるのは、最後は結局自分なんだと感じますね。
そして自分を1番大切にすることができたときに、他人を大切にできると思います。
もし今人間関係でうまくいっていない、心や身体が疲れたと感じているのなら、もしかすると自分を1番大切にできていないのかもしれません。
他人の目を気にせず、相手に合わせることを一度やめてみて、まずは自分がよろこぶことをしてみてくださいね。
現在の私は自分を1番大切にすることができました
自分を1番大切にすることを知ってから、私は自分の本当の気持ちと向き合えるようになりました。
物事を進めるときは、これは自分がしたいことなのか考えるようにしています。
日頃から寝不足に気をつけたり、ストレスが溜まったときの発散方法を見つけたりと、体調面にも気をつけていますよ。
自分の心と体に問いかけ、自分の気持ちに正直に生きられるようになったのは大きな進歩だと思いますね。
現在私は子育て中なのですが、我が子にも「自分を1番に大切にすること」を教えていこうと思っています。
子どもが小さいうちは親である私が一番に守ってあげるつもりですが、こどもの成長をサポートしつつ、こどもが自分で自分を大切にできるようになってほしいです。
自分がされていやなことに気付くことができ、まずは自分を大切にして、周りの人も大切にできるようになってくれたらうれしいですね。
今後は子育てしながら自分を大切にする方法をたくさん発見して、こどもと一緒に成長したいと思っています。
▼以下の記事で、自分を大切にする方法も書きました。
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