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ネタバレあり!映画「花束みたいな恋をした」の感想を紹介します

HMRクリニック(HMR CLINIC)

先日、映画「花束みたいな恋をした」を見にいってきました。

ただの恋愛映画かと思っていたのですが、想像以上にいい作品で今も余韻に浸っています。

映画の途中で何度も「わかる〜」と共感できる内容ばかりでしたよ。

今回は映画「花束みたいな恋をした」の感想をネタバレありで紹介します。

「花束みたいな恋をした」をまだ見ていなくて、内容を知りたくないと思ったら映画を見た後にのぞいてみてくださいね。

目次

脚本家と監督、主役が豪華すぎました

「花束みたいな恋をした」の脚本家は坂本裕二さん。

坂本裕二さんといえば「東京ラブストーリー」「Mother」「カルテット」「最高の離婚」など、数々のトレンディドラマ代表作を生み出してきたことで有名です。

坂本裕二さんの作品はどれもおもしろいですが、個人的には「最高の離婚」が好きで3回も見返しちゃいました。笑

監督を務めるのは、土井裕泰さん。

「逃げるは恥だが役に立つ」や「凪のお暇」など、長年TBS系ドラマを演出してきたベテランのトップディレクター。

映画では「ビリギャル」や「いま、会いにゆきます」などを手掛けたことで有名です。

「花束みたいな恋をした」の映画では、W主演の菅田将暉有村架純さんにも、公演前から注目が集まっていましたよね。

個人的に好きな脚本家と監督俳優の組み合わせに、私も見る前から楽しみでした!

インスパイアソングは、Awesome City Clubの「勿忘(わすれな)」です。こちらもおすすめなのでぜひ聞いてみてください。

映画「花束みたいな恋をした」のかんたんなあらすじ

大学生の男女が終電に乗り遅れてしまうところから物語がはじまる

映画に登場する主人公は、大学生の男女2人。

主人公の山音 麦(やまね むぎ)を演じるのは菅田将暉さん、大学生の女の子である八谷 絹(はちや きぬ)を演じるのは有村架純さんです。

控えめでおとなしい大学生の男女2人が、ある日終電に乗り遅れてしまうところから物語はスタートします。

電車に乗り過ごし、家に帰れなくなった二人は近くの居酒屋で時間をつぶすことにしました。

はじめて会った二人は、緊張しながらお互いの自己紹介をして話題は好きな本や映画の話に。

神様のいたずらなのか、2人の好きな本や映画の趣味までそっくりそのまま同じだったんです。

おまけにその日履いていたスニーカーまで同じ。この出会いはまさに運命?

なんだか胸がザワザワする、なにかが始まりそうな予感のするシーンには思わず胸がキュンキュンします。

3度目のデートでなにもなかったら友達で終わってしまう」誰かから聞いたジンクスを気にしながら、3度目のデートで二人は無事付き合うことに。

そこから二人の恋物語がはじまっていきます。

就活をきっかけに二人の時間や気持ちにすれ違いが出てくる

趣味も生活スタイルも同じ二人の交際は順調そのものでした。

彼氏の一人暮らしをするアパートで飽きるまで肌を重ねたり、狭いお風呂に一緒に入ったり幸せな時間をおくります。

二人はこのまま大学を卒業して結婚するんじゃないだろうか、思わずハッピーエンドを想像してしまうくらい二人がお似合いでしたね。

麦のアパートで一緒に過ごす楽しい時間はあっという間で、麦と絹の二人はいつのまにか将来を考える時期になります。

就職氷河期と呼ばれる今の日本で、就活に苦労し涙する絹の姿を見て麦は同棲することを提案します。

就活をやめてフリーターを選択して自由に働きだした絹、知人の紹介で好きなイラストの仕事を自宅ではじめた麦。

二人は好きなことをしながら、楽しい同棲生活をスタートするのですが…。

両親から将来への期待」「お金」という現実が、若い二人の心を次第にすれ違わせていきます。

映画を見た感想

お金・仕事・時間の3つがテーマになっている気がしました

最初はただの恋愛映画思っていたのですが、途中からこの映画はお金・仕事・時間がテーマなんじゃないかと思いました。

ただ好きという気持ちがあればよかった学生時代を経て、愛だけじゃどうにもならない、お金の問題が主人公の二人を苦しめます。

お金のために身を粉にして働く彼氏の麦に対して、彼氏との時間を大切にしたい彼女の絹が「私は好きなことして生きていきたいよ」という言葉を投げかけます。

個人的にこの言葉がすごく心打たれましたね。

映画を見ていると、私が20代の頃に同棲していた彼氏を思い出しました。

私も過去に付き合っていた人の仕事が原因で、自分から別れを切り出した経験があるんです。

その元彼とは同棲していたんですが、彼氏の転職がきっかけに残業ばかりの日々。

早朝から深夜まで続く仕事に元カレもかなり疲れていたのでしょう、休日も夕方まで寝ていることもありましたね。

映画の中で彼氏を支える主人公の絹と同じく、最初は私も寂しい気持ちを抑えて仕事で忙しい彼を応援していました。

ただそんな我慢は長く続かないものですね。

一緒に住んでいるのに、彼と何日もまともに会話していないしセックスもしていない。

「一体私たちはなんのために付き合っているんだろう。」だんだん心が疲れて、彼を好きな気持ちがなくなってしまいました。

私が別れ話をしたときに彼氏から「結婚したくてこんなに仕事をがんばってきたのに」といわれたんですが、当時のわたしは結婚よりも二人で一緒にいる時間がほしかったんですよね。

映画の中でも似たような場面が出てきて、過去の自分とシンクロしすぎてびっくりしました。

彼氏の麦が好きな仕事を続けていたり、もう少しホワイトな仕事に就いていたら二人は別れなかったのかな?なんて思っちゃいましたね。

「私もあのときああすれば、元カレと別れていなかった?」なんて映画の中の二人と重ねて、過去の恋愛を振り返ってしまいました。

今のパートナーでいいのか考えさせられた

私はこの映画を見て、「今の旦那さんと結婚してよかった〜!」と思いました。

過去に付き合っていた元カレのことも思い出しましたが、今の旦那さんを選んだ自分は間違いなかったなって思えましたね。

「花束みたいな恋をした」は、私のようにパートナーのことを好きで一緒にいる人が見ると、今の幸せにあらためて感謝できる気がします。

逆に今のパートナーに不満や別れを考えている人が見ると、「よし別れよう!」と背中を押されるかもしれません。笑

思わず自分の恋愛と重ねて見てしまうくらい、男女の考え方の違いや共感できるポイントがたくさんでてきましたよ。

さいごに:「花束みたいな恋をした」は歳を重ねるごとに見返したくなる映画

「花束みたいな恋をした」は、映画を見たときの年齢でまったく違う感想になりそうだと思いました。

恋愛だけではなく、就活や仕事、お金の話が出てくるので、必ず誰にでも心打たれる言葉や場面があるのではないでしょうか。

私は今回この映画を見て、過去につきあっている彼氏のことを思い出しましたが、数年たったら今の旦那さんを重ねて見るかもしれませんね。

次見るときも、「今の旦那さんと結婚してよかった!」と思えたらいいな。笑

恋愛以外では今している仕事や、自分がいる環境はこれでいいのか考えさせられる映画でしたよ。

私はこれから自分のライフステージが変わる度に見返したくなりました。

「花束みたいな恋をした」は恋愛や仕事で悩んだときに、やさしく背中を押してくれたり人生を振り返ることができる映画です。

恋愛映画が好きな人はもちろん、恋愛映画が苦手な人にもオススメの映画ですよ。

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この記事を書いた人

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