中学生の頃の淡い男子の恋について思い出しながら書いてみようと思います。
長かった小学校の生活から一変した中学生の最初の頃、どんな過ごし方をしていたのか今ではまったく思い出せないのですが、「その日」以降は断片的ではありますが、思い出せます。
登校したときに「おはよう」と挨拶された
おそらく中学生1年生の5月になる前後だったでしょうか。
当時の自分は遅刻するのビビって、いつも早めに登校していました。なのでいつも1番最初に着いてるぐらいでした。
ある日登校したとき、同じクラスの女子2人組が先に登校していて、そこで突然「おはよう!」と挨拶してくれました。
今まで家族以外で挨拶してもらってた記憶がなかったので、びっくりしたのを覚えています。ぎこちなく「おはよう」と返しつつもとまどっていたでしょうか。
新しいクラスでその女子のことはまったく知らなかったのですが、そのときに初めて認識します。より積極的に挨拶してくれた女子のほうが印象に残っていて、顔も好きな感じでした。(仮名:裕子)
それ以来、毎日登校したときに「おはよう」とお互いに挨拶するのが日課になりました。もう、これだけのためだけに早く学校に行くようになっていましたね。
友達はいたような気がしますが、何よりの楽しみはこの「おはよう」でした。学校に行く一番のモチベーションでしたね。
だいたい毎日、自分とその女子2人だけが先に来てるのですが、たまに自分が遅かったり他に誰かが来てるときはなぜか「おはよう」がなくて、ちょっとさみしいなと思っていました。
教室に着く頃には、裕子がいるかどうかずっと目で追ってたと思います。
「おはよう」とは挨拶するものの、それ以外の会話は特になかったです。当時13歳、女性慣れもまったくしてなくて何を話していいのかわからない。
毎日他のことも話せたらいいなと思いつつも、ただただ「おはよう」だけで日々が過ぎていきました。
運がいい日には、部活帰りのバス停ですれ違って「バイバイ」の言葉を交わす日も。これがあった日はご褒美みたいな感覚で一人心の奥で舞い上がっていました。
席替えで前の席に来てくれたことも
毎朝、おはようだけを交わす生活が半年ぐらい続いた頃に、席替えで目の前に裕子が来てくれました!
席替えのたびに隣か前に来てほしいと願っていましたが、ついにそれが叶います。
授業で班に分かれて課題に取り組むこともあり、そこでようやく「おはよう」以外の会話をしたと思います。といっても、何を話したのかはまったく覚えていないのですが…
授業中は常に前に裕子がいるから幸せでしかなかったですね…。
体育とかの教室以外でやる授業だと、ずっと見れるわけじゃないからそのときだけは毎時間教室だけの授業であってほしいと思っていました。
ところが、そんないい時期なのに自分が風邪を引いて休んでしまうことに。
1ヶ月しか席が近い時期はないのだから1日たりともムダにしたくなかったんですけどね。
ただ、休んだときは同じ班の人がお便りにコメント書いて送ってくれる仕組みがあったので、届いたお便りを何度も読み返してはニヤニヤしていました。
「裕子、こんな字を書くのか〜、かわいい」みたいな感じでしょうか。中学生なのでもっと純粋な気持ちだったと思います。
2年・3年は同じクラスにならず
好きな気持ちを伝えることなく中学1年生が終わり、次のクラス替えでは同じクラスにならなかったです。
2人組のうちのもう1人は同じクラスになったのですが、本命の裕子は違うクラスでがっかりしましたね。
しばらくはそのもう1人の女子と挨拶をしていましたが、1ヶ月もしないうちにその習慣はなくなりました。もう早く学校に行くモチベーションもないので、その頃からは登校時間も遅くなりました。
1年後の3年になるタイミングでも同じクラスになることなく、あの「おはよう」で始まる生活は1年間だけで幕を下ろしました。
という中学生活ではありましたが、2年生になったあとも、裕子のことはずっと好きでしたね。1日見かけることができればそれで幸せだったと思います。
同じ高校に通っていることが発覚!
中学を卒業して高校生になりました。もう裕子に会うこともないのかなと思っていました。
そのつもりでしたが…!
最寄り駅からに高校に通う途中で同じ制服を来て歩いているのを見つけます…!なんということでしょう!
ですが、ここではお互い話すことはなかったです。同じクラスになることもなく3年間過ごしました。
当時はもう裕子のことを好きに思う気持ちがなくなっていたので、特に何か感じることはなかったです。
ちなみに高校生のときは2人に告白して、2回とも玉砕しました笑
社会人になってから会う機会も!
高校卒業後はさすがにもう会うこともないだろうと思っていました。というか、そんなことを考えたことすらなかったです。
ところがですよ!
当時はmixiが全盛期の時代です。さっき少しふれた高校生のときに告白した女子(仮名:香織)とmixiでつながりやり取りをしていました。
香織は自分が中学のときに好きだった裕子と同じ部活・同じクラスで仲良しでした。
mixiでやり取りしてる中で、会いましょうという流れになり、「何なら裕子も誘おうか?笑」みたいな展開になります!
「こんなことある〜!?」と思いつつも、好奇心が勝ってしまうのでOKすることに。
後日、3人で会って食事することがありました。香織も裕子も自分が惚れた女性です。後にも先にも惚れた女性2人と一緒にご飯したのはこの1回だけ。
何を話したのかはまったく覚えてないですが、まったくしゃべってなかったではなかったと思います。
その後、裕子の当時の彼氏も合流してカラオケに行こうということになり、4人でワイワイしてたのを覚えています。その後車で送ってもらい解散。
自分からそこまでアクションしてないのに、なんだかんだと再会する機会があるって、今思えばすごいですね。
そしてこの会合の1年後ぐらいにも、ターミナル駅のバス停付近で裕子らしき人を見かけたこともありました。本人かどうかわからず声をかけれずでしたが…。
それ以来、裕子に会ったことはありません。もう10年以上・干支が1周りするぐらいは会ってないと思います。
どこかのタイミングで、自分が何かアクションをしていれば未来は変わったのでしょうか…!?
人生とはおもしろいものです。
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